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ト或る役者が、大晦日、憂鬱に苛まれること

.31 2015 comment(0) trackback(0)
人生綱渡り。

渡る綱すら無くなり、もうダメかと思ったその時、細い糸一本で助けられる。

「た、たすかった……」

これでもかと云う程の感謝溢れる反面、俺何やってんだと自暴自棄。

人を感動させたところでなんになる?

楽しませたところでなんになる?

媚を売らなきゃ飽きられる?

いいモノを創り続ければ……なんて綺麗事?

そんな馬鹿なと思ってみても、現実はやはり残酷だ。

ってか、いいモノを創れていないんじゃねぇの?

お前の創るモノなんて、大抵の人は求めてないんじゃねぇの?

否、いるさ、求めてくれる人。

だから、ありがとう。

でも、なんだか…

なんだかな………

とりあえず、来年は、生活の立て直しをするか。

日々、綱渡りの生活にも疲れた。

売れる物も、もう無い。

ご飯が食べられて、表現に必要なインプットも出来る生活。

それだけで、いい。

今更、お風呂のある部屋に住みたいなんて贅沢は云わない。

あ、そうそう、まだあった。

好きな人たちと一緒に過ごせるチャンスを、金欠のせいで逃さなくて済む生活。

そして、恩をくれた人達に、ちゃんと恩を返せる生活。

これ、大切。

与えて貰ってばかりで、俺何やってんだ。

来年は、役者業を暫く休んで生活苦を解消しよう。

と、腹を決めようとした矢先、ト或る役者は、来年、役者生活20周年だと気付いてしまう。

「嗚呼、俺、何やってんだ」

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想ふ

.14 2015 comment(0) trackback(0)
願いや祈りと同じように、「想うこと」になんらか力があるならば、それはやはり、人間にとって必要なことなのだろう。

たとえば、待ち合わせ時間に相手が来なかったとして、携帯で連絡が取れなかった時代は、相手のことが心配で…その人のことを想った。しかし、電話を掛けるかメールを飛ばすことによって直ぐに相手と繋がる今、遅れている原因を知るまでの時間は、余りにも短い。つまり、待ち人の事を「想う時間」も短いのだ。「どうしたんだろう」「どうか何事もありませんように」とか、「無事でいて欲しい」とか。ま、携帯があっても、連絡がつかない時はあるけれど……。

小さな液晶画面中毒の僕らは、今、「想うこと」にどれだけの時間とエネルギーを使っているのだろう。病的に想い過ぎて、ストーキングしちゃうのは困るが……。
まさか、太古の人々が当たり前に持っていたであろう“霊感”というもののように、退化してゆく能力なのか!?

と、ふと想った。

飛べない鳥たちの物語

.24 2015 comment(0) trackback(0)
1968年の初演以来、再演された記憶がない、と、宇野さんから伺った。
47年もの間、やられなかった理由は色々あるのだろう。
しかし、2015年の今、様々な奇跡とともに再演が実現している。
それは、辻褄があったからだろうか。
そんな『新宿版 千一夜物語』も、あと3公演で幕を降ろそうとしている。

登場人物たちは、皆、飛べない鳥だ。
否、飛ばない鳥か―――――――

なぞなぞ たてろ
同じ鳥でも飛ばないとりはなあんだ?
それはひとり という鳥だ
  (寺山修司)

もしかしたら、さよならのジョーは唯一飛んだ人なのかも知れない、と思うのだ。

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Hello, 2015!

.01 2015 comment(0) trackback(0)
いつもと変わらぬ、なんの変哲もない朝が明けると、年が変わっているという不思議。
人間が“時間”を持ったが故に始まった不思議……?
それとも、元々宇宙が知っていたことなのか―――――――

なにはともあれ、2015年よ、お誕生日おめでとう。

笑いっぱなしの、鬼

.27 2014 comment(0) trackback(0)
気づくと、あと4日ほどで一年が終わるらしい。
なんということだ。
前回、此処に顔を出した日付を見て、驚いた。
9月29日―――――3ヶ月も前…

思えば、今年の中頃から、ずっと鬼が笑いっぱなしである。
それが原因かも知れない。

鬼が笑いもせずにいる時は、自分の中の汚泥を引っ掻き回し、埋もれ、窒息しそうになるのを必死で踏ん張っている。
そんな時は、自分を慰めるかのように、此処に声を溜めに来ていた。
しかし、5月、四十路の誕生日に、自分で自分に魔法をかけてからというもの、汚泥の中の砂金が輝き始めたように感じている。
途端、鬼は笑い始めた。
やけに効力が強い、あの魔法の言葉を、此処に溜めておこうと思う。

――――――僕は、僕を赦す

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yoosque

Author:yoosque
林勇輔――――役者
1974年5月16日(木)、疳の蟲を身体いっぱいに抱え、この世に生まれ出ずる。
<幼年期>
蟲たちは、勇輔の故郷、讃岐の民間療法により体外に誘き出され駆除されたかに見えたが、未だ体内に巣食っている模様。
<少年期>
好き嫌いが多く、この世で食べられるものが少なかった。
<青年期>
中途半端な生き方を謳歌する。芝居に出逢う。
<壮年期に差し掛かる、現在>
2012年1月12日(13日の金曜日イヴ)、突然、“声溜め”を公開することを決めた。

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