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劇場と激情

.23 2015 一日のこと comment(0) trackback(0)
数日前の事を書いておこうと思う。
朝、腐れ演(*腐れ演劇仲間の意)のともねぇ(大先輩に向かって失礼…でも敢えて)からの電話が鳴った。

「昨日、妹とナショナル・シアター・ライブの『二十日鼠と人間』観たんだけどさ、絶対観たほうがいい!」

と云う要件であった。
National Theatre Live(略してNTL)というのは、
オフィシャルHPによると――――――

演劇界最高峰のロイヤル・ナショナル・シアターが、世界で上演された特に話題となった最高の舞台を映画館へお届けする

――――――というもの。つまり、劇場という処で繰り広げられる演劇なるモノを映像に収め、映画館で上演するのだ。演劇を映像に収めた途端、それはもはや別物になってしまうわけだが、わざわざウエストエンドやブロードウェイまで行かずとも、名優たちの演技が観られるというメリットの方が、断然、勝ってしまうから観に行ってしまうのだ。



さて、電話口から伝わる興奮に感染してしまった僕は、めずらしく、一日の計画を立てた。
まず、NTLは都内の限られた映画館の限られた時間しか上映されていない。件の『二十日鼠と人間』は、日本橋か六本木ヒルズのTOHOシネマズの2ヶ所で、それぞれ18時過ぎからの開映。
ふむふむ……では、六本木に出向くとしよう!と決めた。なぜなら、ヒルズのギャラリーで、宇野亞喜良さんが個展をやっているのだ。なんとタイミングの好い!少し早めに家を出て、AQUIRAXワールドを堪能してからNTLと行こうじゃないか。むむむ…待てよ…………ならばならば!もう一本、いつ観に行こうかスケジュールをやり繰りしていたものがあったではないか!と、チラシをチェックする。なんと!マチネがある!!

♪この世で一番肝心なぁ~のは素敵なタイミングっ♪

と唄うのは、九ちゃんだけではない。
それから30分後に、僕は家を出た。



まず向かったのは、三軒茶屋はシアタートラム。
イキウメという劇団の公演『聖地X』が目的である。お客様の一人から勧められていた劇団だ。
無事、当日券をゲットし観劇。
とても面白かった!過去作品をDVDで観たことはあったが、やはり演劇は生で観るべきモノなのだと再確認した。作・演出の前川知大さんの感覚――――――とても、好きである。

トラムを後にした僕は、近くのドトールにポップイン。ミラノサンドCとアイスラテを注文し、暫し、『聖地X』を脳内反芻。

ところで、三軒茶屋から六本木は、どうやって行くのだろう……
東京に長いこと住んでいても、乗り継ぎなどは未ださっぱり分からない。ここで、取り出した小型液晶ガジェット。マナーよく、ドトール内で検索してから歩き出す。歩きながらの操作はしないのだ!よい大人のみんなもやめようね☝
三軒茶屋から六本木へは、一回の乗り換えで済むことにプチ感激してしまった。



六本木ヒルズに着くと、まずNTLのチケットを購入してから宇野さんの個展会場へと向かった。最終日だし、混むと困るので、早めに最後列の席をゲットしておくためだ。映画は、後ろの方の席で観るのが好きだ。ま、これは演劇だが……いずれにしろ、前の方の席では観ない。
エスカレーターを上がると、正面にAQUIRAXワールドの箱庭的なショーウィンドウがお出迎えしてくれる。これにはテンションが上がる。暫し、ガラスに貼り付いてからギャラリー内へ。
やはり、生はいい。微妙なタッチや色のニュアンスまで肉眼で楽しめるのだから。



さてさて、いよいよ『二十日鼠と人間』である。
一日は、これを観よ!というお告げから始まったのだった。つまりは、これが本日のメインイベント。しかし、思い立ったが吉日の勢いで組んだ前の2本がとても良く、ずっとテンションが上がりっぱなしだったので、少し疲れてきていた。しかも、最後のこれだけが、“生”ではないのだ。イキウメでも再確認したように、やはり演劇は生で観るのがベストなのだ。腐れ縁の女神のお告げはとても勢いのあるものだったが、あの女神、盛るクセがあるからなぁ……

が、しかし、そんなものは杞憂だった。
やられた…やられてしまったのだ!!!!!もちろん、映像に収めたが故の勿体無さはあるが、もはやそんなことはどうでもいい。役者……巧い…ぐぅあああ~~~~~~悔しい!!こういうのを見せられると悔しくなる。いてもたっても居られなくなってしまうのだ。久々の、この揺さぶられ感。ああ、悔しい。ラストシーンで流した涙は感動ゆえだけれど、後から後から悔しさが突き上げてきてしまう。

そんな僕が、そのまま真っ直ぐ家路に着けるはずもない。

久々の悔しさと、思い出してしまったロンドンの匂い(『二十日鼠と人間』はブロードウェイのものだったが…)にもっと浸っていたくて、俳優座劇場内にあるHUBへ直行した。酒場が劇場と共に在るのがイギリスっぽくていい。この激情は劇場でしか晴らせないのだ。
迷わずバスペールエール1パイントとフィッシュ&チップスを注文。高いけど構うものか!フィッシュ&チップスも、なんだかニュアンス違うけど、この際、構わない!!数日前には誕生日を迎え、いまや立派な厄年、もとい、役年なのだ!!金は無いっ!それがどうした!今は、バスペールエール1パイントとフィッシュ&チップスがどうしても必要なのだ!!

しかし、少しは大人になったようだ。
なんと!見事に、ビール一杯だけで歯止めを効かせたのである!!

















家に帰ってから、飲み直したけど……

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鬼の子守唄

.16 2015 comment(0) trackback(0)
鬼が島の鬼の子は
やっぱり夜ふけに泣くのです

こわいよ かあちゃん
桃太郎がきたよ
はちまきしめて
のぼりもたてて
ガッパ ガッパ ガッパ ガッパ
海からきたよ

ねんねよ ぼうや
桃太郎もねんねだよ
西の空まっくろけ
東の空まっくろけ
ガッパ ガッパ ガッパ ガッパ
こんやはさむい

鬼が島の鬼の子は
やっぱり夜ふけに泣くのです


(作詞:阪田寛夫、作曲:中田喜直)
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yoosque

Author:yoosque
林勇輔――――役者
1974年5月16日(木)、疳の蟲を身体いっぱいに抱え、この世に生まれ出ずる。
<幼年期>
蟲たちは、勇輔の故郷、讃岐の民間療法により体外に誘き出され駆除されたかに見えたが、未だ体内に巣食っている模様。
<少年期>
好き嫌いが多く、この世で食べられるものが少なかった。
<青年期>
中途半端な生き方を謳歌する。芝居に出逢う。
<壮年期に差し掛かる、現在>
2012年1月12日(13日の金曜日イヴ)、突然、“声溜め”を公開することを決めた。

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