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Mein Bester Feind

.09 2012 映画 comment(1) trackback(0)
最近、時間があるので、本を読んだり、DVDのレンタルをよく利用する。
稽古が忙しいと、なかなかこういう時間を持てないので、今の状況に感謝すべき要素は大いにあるわけだ。

たった今、ある映画を観終った。
『ミケランジェロの暗号』というタイトルと、ナチスを扱った映画にも関わらず、レンタルショップが“ミステリー”というジャンルに仕分けてあるのにも惹かれ、借りたものだった。

期待は……ある意味、大外れ。

ミステリーなんぞでは、なかった。
かと云って、“ありがちなナチ、ユダヤもの”でもない。
期待外れだったのは、面白かったからだ。
どこかコミカルで、ラストは痛快。
とても気に入ってしまった。

それにしても、邦題に違和感がある。
タイトルというのは、とても大事だと、僕は思っている。
なにせ、最も端的に、その内容を表しているものなのだから。
『ミケランジェロの暗号』というタイトルからは、どうしても、『ダヴィンチ・コード』的なものを期待してしまうのだが……
原題は、こうだ―――――

“Mein Bester Feind”

英語でいうと、“My Best Enemy”、つまり、『私の最良の敵』とでも訳せばよいのだろうか。
これならば、なんの引っ掛かりもなくなる。
日本の映画協会が、どのような意図でこの邦題を選んだかは、僕なんぞが知る由も無いが、結果、好い映画だったので、邦題には釈然としないまでも、気分好く、エンドロールを見送った。

ナチやユダヤ、ホロコーストを題材にしたものは、その多くが、痛さで堪らなくなる。
しかし、少し角度を変えてみると、こんなドラマが浮かんでくるのかも知れない。

葬式中でも、可笑しい時は笑うのが人間……
だから、この映画を敢えてジャンル分けするならば、人間の滑稽さを描いた“コメディー”だと、ここで紹介しても、差支えないのではないかと思う。

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cotidiano
2009年、『草食男子の落とし方』というアメリカ映画がありました。
原題は『STAY COOL』。見る影もありません(苦笑)。

単純に日本でその当時「草食男子」という言葉が流行っていたから付けたんでしょう。やや乱暴な名付けではありますが、例えば『ステイ・クール』というそのまんまの邦題にするよりは魅力的なタイトルで、製作側のチャレンジ精神、苦慮と努力には敬意を覚えます。

『ミケランジェロの暗号』も林さんがおっしゃるように、原題への忠実さよりも、ヒット作『ダ・ヴィンチ・コード』を想起して見てくれるお客さんを期待し、優先したのかもしれません。

翻訳家の友人に聞いたことがありますが、いわゆる“ちゃんと訳した邦訳”(『スパイダー・マン』のようにカタカナ語にするだけではなく)をつけるのは色んなポジションからの抵抗があって、かなり大変なことのようです。

「ムダな冒険はしたくない」、「観客も『なんとなく英語のままのほうがカッコイイ』と思うんじゃないか。」そこには無意識の英語崇拝と劣等感もあるような気がします。
2012.09.09 19:10

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Author:yoosque
林勇輔――――役者
1974年5月16日(木)、疳の蟲を身体いっぱいに抱え、この世に生まれ出ずる。
<幼年期>
蟲たちは、勇輔の故郷、讃岐の民間療法により体外に誘き出され駆除されたかに見えたが、未だ体内に巣食っている模様。
<少年期>
好き嫌いが多く、この世で食べられるものが少なかった。
<青年期>
中途半端な生き方を謳歌する。芝居に出逢う。
<壮年期に差し掛かる、現在>
2012年1月12日(13日の金曜日イヴ)、突然、“声溜め”を公開することを決めた。

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